09読書日記62冊目 『資本論の世界』内田義彦

資本論の世界 (岩波新書)

資本論の世界 (岩波新書)

内田義彦の岩波新書シリーズは、『読書と社会科学』『社会認識の歩み』と読み進めたが、どうも語り口が性にあわないらしく、辟易したのであったが、本書はマルクスについての一般理解を深める、という目的をもって読んだので、比較的ちゃんと読み通せた。思想史家であるだけに、著者は学問的禁欲のうちに留まっているが、資本主義システムの破壊的な性格を明らかにするのには、一般市民向けにして十分であろう。

さあ、もう一度マルクス読み直さねば。

他に読んではる人
http://d.hatena.ne.jp/iphigenia/20090313
http://d.hatena.ne.jp/akamac/20070302
http://d.hatena.ne.jp/yu-koba/20090820

213p
総計20680p