2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

'11読書日記66冊目 『いま生きているという冒険』石川直樹

いま生きているという冒険 (よりみちパン!セ)作者: 石川直樹出版社/メーカー: 理論社発売日: 2006/04メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 68回この商品を含むブログ (37件) を見る279p 総計20146p この石川直樹という若い冒険家(77年生まれ)のことを知った…

'11読書日記65冊目 『ポトスライムの舟』津村記久子

ポトスライムの舟 (講談社文庫)作者: 津村記久子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/04/15メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (42件) を見る198p 総計19867p 表題作よりも収録されている「12月の窓辺」の方が好み。女性作家=感…

最近見た映画、そして関西クィア映画祭

16日 吉祥寺バウスシアターで、ヴィム・ヴェンダース『パレルモ・シューティング』。ヴェンダースはもう駄目なのかもしれないとつぶやきたくなるくらいひどい。一番最後、死についての幼稚な対話などは見ていて吐き気がする。映像は確かに美しいし、パレルモ…

'11読書日記64冊目 『海の向こうで戦争が始まる』村上龍

海の向こうで戦争が始まる作者: 村上龍出版社/メーカー: 講談社発売日: 1980/11/12メディア: 文庫 クリック: 11回この商品を含むブログ (39件) を見る186p 19669p 実験的な小説の描き方、というのは認めるが、暴力描写などはちっとも暴力的ではなく、若書き…

デモの構成的権力

吐き気をもよおすほどの悪意の噴出を目の当たりにした。下の動画は、現代の日本社会に、おぞましく身震いさせるような純粋な剥き出しの憎悪がありえることを、生々しく伝える。 ハンディカムが揺れ、拡声器でつんざくような悪辣な声が響き、暴力のぶつかり合…

9-12

5 夕方、渋谷で久々に院生で飲み会。某A君の就職が決まったとのことで、お祝いをする。101で飲んだのだけれど、ほんとうに魚が旨くて感心した。小雨交じり。 6 たぶん勉強してた、たぶんね。 7 バイト(ふりかえ)。古文教えてて、ぐっときた和歌。 命やは何…

'11読書日記63冊目 『ミシェル・フーコー 近代を裏から読む』重田園江

ミシェル・フーコー: 近代を裏から読む (ちくま新書)作者: 重田園江出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2011/09/05メディア: 新書購入: 3人 クリック: 62回この商品を含むブログ (47件) を見る269p 総計19483p これまで僕が読んできたフーコー本の中でも、特…

'11読書日記62冊目 『カント全集15 人間学』

カント全集〈15〉人間学作者: イマヌエル・カント出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2003/11/27メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (4件) を見る566p 総計19214p 人間学の位置付けは、カント自身の中でも批判期とそれ以後において異なる部…

'11読書日記61冊目 『カント政治哲学講義』アーレント

完訳 カント政治哲学講義録作者: ハンナアーレント,ロナルドベイナー,Hannah Arendt,Ronald Beiner,仲正昌樹出版社/メーカー: 明月堂書店発売日: 2009/03メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 9回この商品を含むブログ (12件) を見る318p 総計18648p そんな…

9-4

30 朝方、車で山梨へ向けて出発。久しぶりの家族旅行である。父と交代して運転しながら6時間ほどかけて、山梨へ辿りつく。甲府に着いて腹ごしらえ、と思いきや誰もほうとうを食べたいとは思わず駅前の百貨店(と銘打っているがそこらへんのイオンよりもしょ…

'11読書日記60冊目 『それから』夏目漱石

それから (新潮文庫)作者: 夏目漱石出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1985/09/15メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 280回この商品を含むブログ (156件) を見る302p 総計18330p 『こころ』と同じくらいかそれ以上に好きかもしれない。主人公・代助の中には二…