2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2008年読書のまとめ

今年はそれなりに本を読めた。一月平均10冊を読んで、合計120冊読み終えた。また来年もう一回読み返してみなあかん本も多々あって(『公共性の構造転換』、『啓蒙の弁証法』、『徳・商業・歴史』など)、うーん、という感じもしないではないけど、まあ年始に…

08読書日記120冊目 「夜と霧」フランクル

夜と霧 新版作者: ヴィクトール・E・フランクル,池田香代子出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2002/11/06メディア: 単行本購入: 48人 クリック: 398回この商品を含むブログ (369件) を見る収容所とは、全く不条理な地獄である。心理学者であるフランクルが…

08読書日記119冊目 「スローターハウス5」カート・ヴォネガット・ジュニア

スローターハウス5 (ハヤカワ文庫SF ウ 4-3) (ハヤカワ文庫 SF 302)作者: カート・ヴォネガット・ジュニア,和田誠,伊藤典夫出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1978/12/31メディア: 文庫購入: 26人 クリック: 894回この商品を含むブログ (233件) を見るヴォネ…

08読書日記118冊目 「Tom's Midnight Garden」P.Pearce

Tom's Midnight Garden作者: Philippa Pearce出版社/メーカー: Puffin Books発売日: 2005/04/28メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る物語の筋としてはよくある風ではあるが、表現が生き生きとして、英語もそれなりに格調があって、だ…

08読書日記117冊目 「生は彼方に」ミラン・クンデラ

生は彼方に (ハヤカワepi文庫)作者: ミランクンデラ,Miran Kundera,西永良成出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2001/07/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 6回この商品を含むブログ (9件) を見るミランクンデラの「自伝的」小説、ということであるが、ク…

08読書日記116冊目 「増補 想像の共同体」B.アンダーソン

想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行 (ネットワークの社会科学シリーズ)作者: ベネディクトアンダーソン,Benedict Anderson,白石さや,白石隆出版社/メーカー: NTT出版発売日: 1997/05メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 149回この商品を含むブログ (1…

08読書日記115冊目 「アナーキー・国家・ユートピア」R.ノージック

アナーキー・国家・ユートピア―国家の正当性とその限界作者: ロバート・ノージック,嶋津格出版社/メーカー: 木鐸社発売日: 1995/01/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 65回この商品を含むブログ (46件) を見る合宿でハイエクを読み、リバタリアニズムの…

08読書日記114冊目 「オリエンタリズムの彼方へ」姜尚中

オリエンタリズムの彼方へ―近代文化批判 (岩波現代文庫)作者: 姜尚中出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2004/04/16メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (20件) を見る京大で集中講義があるということで、読んだ本。ほんまやったら今日の一限か…

08読書日記113冊目 「言葉と物-人文科学の考古学-」フーコー

言葉と物―人文科学の考古学作者: ミシェル・フーコー,Michel Foucault,渡辺一民,佐々木明出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1974/06/07メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 55回この商品を含むブログ (178件) を見るフーコー大先生の代表作。19世紀になって人…