2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

08読書日記52冊 「サンクチュアリ」フォークナー (訳:加島祥造)

サンクチュアリ (新潮文庫)作者: フォークナー,加島祥造出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1955/06/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 40回この商品を含むブログ (23件) を見るどうにも、救いの無いように思えて、明らかに読後感として「喪失感」を得るしか…

08読書日記51冊目 「逆接の民主主義」大澤真幸

逆接の民主主義 ――格闘する思想 (角川oneテーマ21)作者: 大澤真幸出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2008/04/10メディア: 新書購入: 3人 クリック: 25回この商品を含むブログ (42件) を見る大澤月間です。「不可能性の時代」と合わせて読…

08読書日記50冊目 「心はどこへ行こうとしているか」大澤真幸・町澤静雄・香山リカ

心はどこへ行こうとしているか―クロス・トーク!社会学vs精神医学作者: 大澤真幸,香山リカ,町沢静夫出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 1998/10/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (9件) を見る社会学者・大澤真幸と精神科…

08読書日記49冊目 「丸山真男 日本近代における公と私」間宮陽介

丸山眞男―日本近代における公と私 (ちくま学芸文庫)作者: 間宮陽介出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/03メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (19件) を見るちょうどゼミで丸山真男を読んでいることもあって、そして、友人がこれを読んで…

08読書日記48冊目 「不可能性の時代」大澤真幸

不可能性の時代 (岩波新書)作者: 大澤真幸出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/04/22メディア: 新書購入: 14人 クリック: 191回この商品を含むブログ (169件) を見る大澤先生の社会学のエッセンス的な、総まとめ的な、スリリングな本。要旨は自分の読書カ…

08読書日記47冊目 「臈たしアナベル・リイ総毛立ちつ身まかりつ」大江健三郎

臈たしアナベル・リイ総毛立ちつ身まかりつ作者: 大江健三郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/11メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 38回この商品を含むブログ (51件) を見るレイター・ワークにしては、長江古義人三部作のほうが断然面白い。手法とし…

08読書日記46冊目 「ガラスの動物園」テネシー・ウィリアムズ

ガラスの動物園 (新潮文庫)作者: テネシーウィリアムズ,Tennessee Williams,小田島雄志出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1988/03メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 41回この商品を含むブログ (43件) を見るシェイクスピアと違って、華美に飾り立てた台詞はな…

08読書日記45冊目 「雪」オルハン・パムク

雪作者: オルハン・パムク,和久井路子出版社/メーカー: 藤原書店発売日: 2006/03/30メディア: 単行本購入: 11人 クリック: 119回この商品を含むブログ (70件) を見る作品において政治とは、コンサートの最中に発射された拳銃のように、耳障りだが、無視する…

08読書日記44冊目 「生物と無生物のあいだ」福岡伸一

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)作者: 福岡伸一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/18メディア: 新書購入: 56人 クリック: 1,487回この商品を含むブログ (1107件) を見る大ベストセラー。流麗な文章は、本書を称える枕詞の一つになろうが、結局…

08読書日記43冊目 「忘れられた日本人」宮本常一

忘れられた日本人 (岩波文庫)作者: 宮本常一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1984/05/16メディア: 文庫購入: 49人 クリック: 366回この商品を含むブログ (218件) を見る読書会の本。明治から戦後直後にかけての西日本を中心とする農村の生活を描いたもの。…

08読書日記42冊目 「小説のたくらみ、知の楽しみ」大江健三郎

小説のたくらみ、知の楽しみ (新潮文庫)作者: 大江健三郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1989/04/07メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (11件) を見る流し読み。大江のエッセイ。滑稽。ヒューモア。259p 総計10959p

08読書日記41冊目 「アメリカン・スクール」小島信夫

アメリカン・スクール (新潮文庫)作者: 小島信夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1967/06/27メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 30回この商品を含むブログ (60件) を見る小島信夫初期の短編集この人の小説は、「意識の流れ」とも言うべき、語り手の内面世界…