2010-01-01から1年間の記事一覧

2010年の10冊

今年は、大学院に入って一年目、東京に来て一年目、慣れないことが多かったです。バタバタしてたり精神的に不安定やとあんまり読書できなくて、そういうのが響いた98冊でした。今年はなんというか心に響く読書があんまりなかったというか、すごい読書体験を…

'10読書日記98冊目 『静かな生活』大江健三郎

静かな生活 (講談社文芸文庫)作者: 大江健三郎,伊丹十三出版社/メーカー: 講談社発売日: 1995/09/04メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 30回この商品を含むブログ (23件) を見る327p 総計30859p 『新しい人よ眼ざめよ』『雨の木を聴く女たち』につづく、連作…

'10読書日記97冊目 『くっすん大黒』町田康

くっすん大黒 (文春文庫)作者: 町田康出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2002/05/10メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 51回この商品を含むブログ (170件) を見る181p 総計30532p 町田康最初期の作品。「どつぼ超然」は実に超然としていたのだが、こちらは…

'10読書日記96冊目 『フーコー・コレクション6 生政治・統治』

フーコー・コレクション〈6〉生政治・統治 (ちくま学芸文庫)作者: ミシェルフーコー,小林康夫,松浦寿輝,石田英敬,Michel Foucault出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/10/01メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 76回この商品を含むブログ (53件) を見る459…

'10読書日記95冊目 『現代宗教意識論』大澤真幸

現代宗教意識論作者: 大澤真幸出版社/メーカー: 弘文堂発売日: 2010/11/01メディア: 単行本 クリック: 30回この商品を含むブログ (10件) を見る328p 総計29892p 「社会は宗教現象である」という序章から始まる論集。「すべての偉大な社会学者は、いずれも宗…

'10読書日記94冊目 『会社はこれからどうなるのか』岩井克人

会社はこれからどうなるのか (平凡社ライブラリー)作者: 岩井克人出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2009/09/10メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 156回この商品を含むブログ (43件) を見る373p 総計29564p 久しぶりに読んでみたくなって岩井さんの本。会社論…

12-24

20 今年最後のゼミ。ゼミ終わりに東京ドームシティのバイキングへ。お酒は一滴も飲まず。色んな人と話しをした。新宿から夜行バス。

'10読書日記93冊目 『カント 世界の限界を経験することは可能か』熊野純彦

カント 世界の限界を経験することは可能か (シリーズ・哲学のエッセンス)作者: 熊野純彦出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2002/11/22メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 8回この商品を含むブログ (29件) を見る125p 総計29191p 熊野先生によるカン…

YATTA!

一つ前の記事「トラウマ化する社会」にブックマークがついていて、どんなだろうとおもてみてみたら・・・タグ「これはひどい」で、コメントが「オレも大澤真幸は面白いから読むけど、まさか真に受ける人がいるとは…」 YATTA! これで僕もトンデモだよ!

2010年に見た映画

今年は、現時点で、29本の映画を見ました。 劇場で見たのは9本。ランキングを付けるなら 1.スプリング・フィーバー 2.ナイト&デイ 3.アバター もっと、映画館で映画を見たいですね。500円やったらもっと見に行くのにw一位の『スプリング・フィーバー…

'10読書日記92冊目 『純粋理性批判』カント

純粋理性批判 上 (岩波文庫 青 625-3)作者: カント,Immanuel Kant,篠田英雄出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1961/08/25メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 93回この商品を含むブログ (79件) を見る純粋理性批判 中 (岩波文庫 青 625-4)作者: カント,Imman…

12-14

10 バイト。塾の高三も受験のピーク。がんばってほしいけど、みんなセンター点数取られへんなー。英語のできが悪いのは講師のせいなのか何なのか。まあええけど。 11 風邪は長引きます。そして、危うく遅刻しかける、がなんとか回避。勉強する気おきない。 12…

12-9

2 ようやく給料日。いっぱい働いたからたくさん貰う。生き返りついでにビールを飲んでしまう。 3-4 バイト。 5 昼からカント読書会。存在論的神学の不備についてカントがとやかく言うところを、みんなでとやかく言う。こういう哲学的な議論をしているときっ…

'10読書日記91冊目 『法哲学』ヘーゲル

法の哲学〈1〉 (中公クラシックス)作者: ヘーゲル,Georg Wilhelm Friedrich Hegel,藤野渉,赤沢正敏出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2001/11/01メディア: 新書購入: 3人 クリック: 10回この商品を含むブログ (28件) を見る法の哲学〈2〉 (中公クラシッ…

'10読書日記90冊目 『国家と革命』レーニン

国家と革命 (ちくま学芸文庫)作者: ヴラジーミル・イリイッチレーニン,Vladimir Il'ich Lenin,角田安正出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2001/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る274p 総計27734p マルクスは「国家」についてあまり多くを語…

10'読書日記89冊目 『量子の社会哲学』大澤真幸

量子の社会哲学 革命は過去を救うと猫が言う作者: 大澤真幸出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/10/08メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 72回この商品を含むブログ (19件) を見る361p 総計27460p 「革命は過去を救うと猫が言う」というサブタイトル。

'10読書日記88冊目 『フランスの内乱』マルクス

フランスの内乱 (岩波文庫)作者: マルクス,Karl Marx,木下半治出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1952/08/05メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る70p 総計27099p マルクスのフランス三部作の最後。ゼミで僕が発表しないといけない…

12-1

11-24 3限ゼミ。同期の修論構想の発表。ちゃんと方針が立てられていて偉いなあと感服。大正時代における生活の科学化・合理化、だったっけな。合理化と聞けばウェーバーを、生活と聞けばハーバーマスを思い出さずにはいられない低脳くんな僕は、それとの関連…

'10読書日記87冊目 『実践理性批判』カント

実践理性批判 (岩波文庫)作者: カント,波多野精一,宮本和吉,篠田英雄出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1979/12/17メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 26回この商品を含むブログ (36件) を見る352p 総計27029p カントはほとんどマゾヒストであると言っても言…

'10読書日記86冊目 『マゾッホとサド』ジル・ドゥルーズ

マゾッホとサド (晶文社クラシックス)作者: ジルドゥルーズ,蓮實重彦出版社/メーカー: 晶文社発売日: 1998/10/25メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 54回この商品を含むブログ (32件) を見る215p 総計26677p 一般的に、サディストとマゾヒストは相互補完的…

10'読書日記85冊目 『どつぼ超然』町田康

どつぼ超然作者: 町田康出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2010/10/15メディア: 単行本 クリック: 34回この商品を含むブログ (25件) を見る306p 総計26462p 町田康をはじめて読むのがこの本でいいのだろうか。何も起きないのだが、主人公の脳内ではいろん…

11-23

17 Iゼミはおやすみ。ヘーゲルを読んでる。 18-20 バイト 21 京大ではNF、東大では駒場祭だとかなんとか。 22 駒場祭でお休み。小雨。渋谷のシネマライズで映画『スプリング・フィーバー』を見てくる。中国映画。同性愛を描いたものだけれど、これはどの恋愛…

'10読書日記84冊目 『ロマン主義講義』アイザイア・バーリン

バーリン ロマン主義講義 (岩波モダンクラシックス)作者: アイザイア・バーリン,田中治男出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/10/06メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (7件) を見る249p 総計26156p twitterで一部の人の間で話題になっ…

'10読書日記83冊目 『マルチチュード』ネグリ/ハート

時代の戦争と民主主義 (NHKブックス)" title="マルチチュード 上 ~時代の戦争と民主主義 (NHKブックス)">マルチチュード 上 ~時代の戦争と民主主義 (NHKブックス)作者: アントニオ・ネグリ,マイケル・ハート,幾島幸子出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2005/1…

'10読書日記82冊目 『歴史哲学講義』ヘーゲル

歴史哲学講義 (上) (岩波文庫)作者: ヘーゲル,長谷川宏出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1994/06/16メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 29回この商品を含むブログ (28件) を見る歴史哲学講義〈下〉 (岩波文庫)作者: G.W.F.ヘーゲル,G.W.F. Hegel,長谷川宏…

プラシーボ的政権交代

「街にあふれるプラシーボ効果」 http://slashdot.jp/idle/article.pl?sid=10/11/11/0035228☆ この記事によれば、プラシーボ効果は街のいたるところにあふれているらしい。それは、薬ばかりではなく、エレベーターや会社の設備、そして信号にまで援用されて…

11-16

11 朝新宿駅に到着。夜行バスに乗っているときに、母から「至急連絡せよ」とのメールがあったので、祖母が危篤なのかと思ったが、そうではなくて年末どのように過ごすのか、という問い合わせであった。びびらすよな、もう。家へ帰り、うだうだして、バイト。…

'10読書日記81冊目 『ドイツ観念論を学ぶ人のために』大橋良介

ドイツ観念論を学ぶ人のために作者: 大橋良介出版社/メーカー: 世界思想社発売日: 2005/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る325p 総計24519p 大枠ながら、「ドイツ観念論」なるものの感じは見えてきた。あとは何をどう調理するかですね・・…

11-10

11-1 夕方ゼミ。マルクス「フランスにおける階級闘争」。 2 3限ゼミ。夕方、指導教官と面談。修論のテーマの方向性が決まる。決してテーマが決まったのではない!(乾いた笑い) 啓蒙・ドイツ観念論あたりを探ってみる感じに。というわけでドイツ観念論を読…

'10読書日記80冊目 『ヘーゲル入門』

ヘーゲル入門 (KAWADE道の手帖)出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2010/01/23メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 21回この商品を含むブログ (7件) を見る191p 総計24194p ドイツ観念論へ向かう前に、簡単なヘーゲル入門を、と思って借りてくる…