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新宿駅に到着。夜行バスに乗っているときに、母から「至急連絡せよ」とのメールがあったので、祖母が危篤なのかと思ったが、そうではなくて年末どのように過ごすのか、という問い合わせであった。びびらすよな、もう。家へ帰り、うだうだして、バイト。やる気喪失。
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やる気喪失は変わらず。そりゃ4日間もだらけた暮らしを送ってて切り替えられんよな。バイト。
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バイト。スカイプでちょこちょこ話す。日曜日にライブがあって、という話。
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昼間カント読書会。のあと帰宅。モスバーガーで読書。モスのコロッケ・フォカッチャみたいな新商品がむっちゃおいしい。はまってしまいそうだ。
バグダッド・カフェ』を鑑賞。ドイツの映画で、しかも「バグダッド」とか言うてるから、てっきり移民物なのかと思いきや、ラスベガスからはなれた砂漠の町にあるモーテルの名前が「バグダッド・カフェ」なのであった。出てくる人はドイツ人。ちょっとストーリーとかがナイーブな感じはするものの、良い映画。黒人女優のヒステリックな怒りと、太ったドイツ人女優の「少女」さがマッチしている。しかし、まあ、ベストとは言えないな。
夜にKと電話。なんか長々しく話した後に、喧嘩してしまう。電話はやっぱりよくないのか、それとも俺が「女っぽい」だけなのか。まあ、後者なんでしょう。激ファック。
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昼前に起床。曇りのち雨。むっちゃ寒い。今年初めてのPコート。モスで再びコロッケ・フォカッチャ。ヘーゲルヘーゲル。夕方にゼミ。マルクスブリュメール18日」を。政治思想における表象と反復のはなし。レトリック論とか。「ブリュメール」は結構よく分からないテクストで、ポピュリズムの話だと思って読むことも出来るし(分割地農民)、最初の「歴史は二度繰り返される、一度は悲劇として、二度目は笑劇として」の解釈についてもさまざまある。革命の正当性あるいは権威をどこから調達してくるのか、というときに、まさに歴史が参照される。古代ギリシアであったり古代ローマであったり。それに対して、マルクスはこれからの革命(労働者革命ないし19Cの革命)はそうであってはならないと言う。史的唯物論の話と切り離して読みたいところだが、そういう話題にはならなかった。帰宅後、ベンヤミンの歴史哲学テーゼをぱらぱらしていると、ちょうどそういう話も。難しい問題。あとは、経済問題を政治が解決できるのか、あるいは経済問題に起因する民衆の不満は経済的なやり方で解消されるというより政治的に"誤った"仕方でしか解消されないのではないか、とか思うところ色々。先生は、柄谷行人ボナパルティズム全体主義論は、ちょっと浅くて(分かりやすすぎて)違うんじゃないか、とのこと。アレントの話も久々に思い返したりしていたが、口には出さず。
ゼミに学部2年生の子が来ていて、それは殊勝なことでよろしい、と思っていたのだが、どうもファッキン現代思想かぶれ(というか現代思想をちょっとかじってます)みたいな子で、「マルクス主義ってどうなんでしょうかねー。ネグリもダメだし、しょーもない議論しているし、最近はジジェクを読んだんですが、あれも浅薄でうんぬん」みたいな分かった口をきいていて、ブチギレかけた。僕はこういう輩が一番嫌いである。ファック!