2010-01-01から1年間の記事一覧

'10読書日記79冊目 『クォンタム・ファミリーズ』東浩紀

クォンタム・ファミリーズ作者: 東浩紀出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/12/18メディア: 単行本購入: 61人 クリック: 1,937回この商品を含むブログ (198件) を見る372p 総計24003p あずまんの『動物化するポストモダン』は別にふーんと思いながら読んだ…

'10読書日記78冊目 『生きるための自由論』大澤真幸

生きるための自由論 (河出ブックス)作者: 大澤真幸出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2010/10/09メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 32回この商品を含むブログ (15件) を見る『<自由>の条件』の系統。 178p 総計23631p

'10読書日記77冊目 『フランスにおける階級闘争』マルクス

フランスにおける階級闘争 (国民文庫 24)作者: カール・マルクス,中原稔生出版社/メーカー: 大月書店発売日: 1960/08メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る200p 総計23453p 国民文庫版は絶版か。ゼミで読んだ。フランス三部作(本…

10-31

25 ゼミはお休み。カントを一生懸命読む日。 26 朝からカント読書会。アンチノミーにげっそり。3限はY先生のゼミ。こちらもカント。<啓蒙>についてもっと考えてみたい。啓蒙と自然。 27 4限I先生のゼミ。本当に尊敬できるというか、すごい研究者だと思う…

'10読書日記76冊目 『経済学・哲学草稿』マルクス

経済学・哲学草稿 (岩波文庫 白 124-2)作者: マルクス,城塚登,田中吉六出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1964/03/16メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 15回この商品を含むブログ (49件) を見る311p 総計23253p 長谷川宏の訳も出ていたのか。城塚さんの解説…

'10読書日記75冊目 『環境と倫理』加藤尚武編

環境と倫理―自然と人間の共生を求めて (有斐閣アルマ)作者: 加藤尚武出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2005/11/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (9件) を見る283p 総計22942p 非常に良い教科書やと思う。特に1章「環境問題を…

10'読書日記74冊目 『永遠平和のために/啓蒙とは何か』カント

永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編 (光文社古典新訳文庫)作者: カント,中山元出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/09/07メディア: 文庫購入: 19人 クリック: 104回この商品を含むブログ (101件) を見る387p 総計22659p 中山元による新訳。少なくとも岩波…

10-24

12 やっと授業開始。 13 2時半からカント読書会。夕方からのスタートやと思ってて、駒場のフレッシュネス・バーガーで読書中であったところを呼び出される。パラロギスムスもむずいっすわ。 14-16 バイト 17 (二人だけの)フーコー研究会。今回で最後かも…

'10読書日記73冊目 'What Is Nature?' Kate Soper

What is Nature?: Culture, Politics and the Non-Human作者: Kate Soper出版社/メーカー: John Wiley & Sons発売日: 1995/09/06メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る289p 総計22272p <nature>を、幅広く思想史から解きほぐした浩瀚…

'10読書日記72冊目 『神と自然の科学史』川崎謙

神と自然の科学史 (講談社選書メチエ)作者: 川崎謙出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/11/11メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (9件) を見る220p 総計21983p 一見まともな本に見えて、う○こ本ということがあ…

'10読書日記71冊目 『臨床医学の誕生』ミシェル・フーコー

臨床医学の誕生作者: ミシェル・フーコー,Michel Foucault,神谷美恵子出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1969/12/30メディア: 単行本 クリック: 20回この商品を含むブログ (22件) を見る316p 総計21763p フーコー前期の作品。具体的に言えば、『狂気の歴史…

'10読書日記70冊目 『社会的共通資本』宇沢弘文

社会的共通資本 (岩波新書)作者: 宇沢弘文出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/11/20メディア: 新書購入: 6人 クリック: 57回この商品を含むブログ (68件) を見る239p 総計21447p

'10読書日記69冊目 『脱構築と公共性』梅木達郎

脱構築と公共性作者: 梅木達郎出版社/メーカー: 松籟社発売日: 2002/04メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る244p 総計21208p どうやら、この本の著者、梅木さんはもうお亡くなりになられているらしい。ちょっとしたショックである。この本も前…

'10読書日記68冊目 『ジェンダー・トラブル』ジュディス・バトラー

ジェンダー・トラブル―フェミニズムとアイデンティティの攪乱作者: ジュディスバトラー,Judith Butler,竹村和子出版社/メーカー: 青土社発売日: 1999/03/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 75回この商品を含むブログ (60件) を見るp296 総計20964p

10-11

9 相方が東京に来る。朝、雨。肌寒すぎ。しかし、昼前くらいからちょっと晴れてきたので、吉祥寺へ。回転寿司を食べ、井の頭公園でぼーっと。「国益」とか「領土問題」とかについてぼんやり話す。井の頭公園は人がいっぱい。ギターを弾き語りしてる人たちも…

'10読書日記67冊目 『フーコー:他のように考え、そして生きるために』神崎繁

フーコー―他のように考え、そして生きるために (シリーズ・哲学のエッセンス)作者: 神崎繁出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2006/03メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (23件) を見る126p 総計20668p フーコーの入門書を読むのは…

'10読書日記66冊目 『自己への配慮』フーコー

自己への配慮 (性の歴史)作者: ミシェルフーコー,ミシェル・フーコー,Michel Foucault,田村俶出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1987/04/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 6回この商品を含むブログ (22件) を見る性の歴史シリーズ。『快楽の活用』が古代…

'10読書日記65冊目 『フーコー・コレクション5 性・真理』フーコー

フーコー・コレクション〈5〉性・真理 (ちくま学芸文庫)作者: ミシェルフーコー,小林康夫,松浦寿輝,石田英敬,Michel Foucault出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/09/01メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 21回この商品を含むブログ (27件) を見る特に、…

浅田彰によるフーコーの整理

週刊ダイヤモンドの記事「続・憂国放談」で、浅田彰×田中康夫の対談のゲストに宮台真司が来たときのこと。http://dw.diamond.ne.jp/yukoku_hodan/200512/ ぼーっと見てたら、浅田彰のフーコーの権力論(と統治論)の明快な整理があったので、ちょっと長いけ…

ミッキーマウスの図像学

みんなが大好きミッキーマウスは、どうしてこれほどまでに人々に熱狂的に愛されるのか。 その愛され方は、例えば、僕が皮肉な顔で、あのように薄汚い鼠のどこが良いのか、お前たちは夜明けの渋谷を走破する鼠たちを嫌悪するのだというのに、どうしてミッキー…

'10読書日記64冊目 『権力の系譜学』杉田敦

権力の系譜学―フーコー以後の政治理論に向けて作者: 杉田敦出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1998/03/20メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (15件) を見る207p 総計19766p サブタイトルには「フーコー以後の政治理論に向けて」とある。近…

女性自身と物自体のすべて

カント読書会で、バウムガルトナー『カント入門講義』を読み終えたときのこと。物自体と実体、統覚の関係が問題になっていた。結局、バウムガルトナーの本だけでは解決できない問題だということで議論は尻すぼみしたのだったが、参加者がぽつりと、冗談めか…

2010年・ヨーロッパへの旅(5)

21日 パリ二日目の朝。パリのホテルの朝食は、ベルギーのホテルに比べれば相当貧弱。パンとジャム、チーズ、ゆで卵くらいの素朴で安い感じ(しかもゆで卵はゆで時間が足りてなくていい具合の半熟卵になってたw)。ともかく朝ごはんを食べて、この日はバステ…

'10読書日記63冊目 『夜の果てへの旅』セリーヌ

夜の果てへの旅〈上〉 (中公文庫)作者: セリーヌ,Louis‐Ferdinand C´eline,生田耕作出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2003/12/01メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 224回この商品を含むブログ (75件) を見る夜の果てへの旅〈下〉 (中公文庫)作者: セ…

'10読書日記62冊目 『カント入門講義 「純粋理性批判」読解のために』バウムガルトナー

カント入門講義―『純粋理性批判』読解のために (叢書・ウニベルシタス)作者: ハンス・ミヒャエルバウムガルトナー,Hans Michael Baumgartner,有福孝岳出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 1994/03メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見るカン…

2010年・ヨーロッパへの旅(4)

20日 昼前にブリュッセルを出発、再びThalysでパリ北駅まで。約一時間程度。どんどん南下していくからか、日差しが暖かくなり、ついにパリに着く頃には全く暑気を取り戻していた。長袖では暑いほど。写真はパリ北駅の雑踏。 北駅のすぐ南にあるホテルにチェ…

2010年・ヨーロッパへの旅(3)

18日 朝から曇り。一日曇り。この時期のアムステルダムは曇り時々小雨みたいな天気続きみたい。晴れると日差しは暖かいが、すぐに曇ってしまってかなり寒々しい。 この日は、レンタサイクルで回るつもりであったが、ダサい自転車を安くで借りるか、かっこい…

2010年・ヨーロッパへの旅(2)

16日 出発前、関空でロンドンに向かうid:knagayamaくんと会う。ちょっとしか話せなかったけれど、Weberを英語版で持ってて、しかも「え、オランダまで行くのに直通便じゃないんだ?」的なブルジョア的当てこすりの洗礼を浴びる。ブルジョアではない僕らは、…

2010年・ヨーロッパへの旅(1)

オランダ・ベルギー・フランスに旅行してきますた。 ヨーロッパに泊まったのは5日間、トランジットで計2日マレーシアに滞在、というなかなかハードなスケジュール。もっとゆっくりしてたかった。三年ぶりの海外旅行だったので期待感がじゅんじゅわーでした…

さよならだけが人生なんて ほんとのことかな それだけかな

twitterを通じて知り合った人が何人かいる。僕は基本的にしょーもない専門的な社会思想とか政治哲学のことを呟く性質なので、同じような興味関心のある人をフォローする。お互いにコメントを送りあったりしているうちに、会ってみようということになって会っ…