'11読書日記75冊目 『十八世紀の精神』カッシーラー

166p
総計22753p
ルソーとカント、ゲーテとカントについてのニ論分を収録。『ジャン=ジャック・ルソー問題』の続編というか、そちらよりもルソーとカントの差異が強調されている(が、あまりにカント的なルソー観は変わらない、という文句はあるだろう)。カッシーラーの思想史の整理の手際の良さと、抑制されているが思想の歴史の中に潜り込んでそこからモノを言う熱を帯びた雰囲気が好きだ。