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久しぶりに日記です。
25歳になりました。四半世紀生きたと思うと、あっちゅーま、ちゅーか、なんというか、もう十分生きたなという感じもしないではないですが、しばらくは死にそうにもありません。元気です。
春から真剣にドイツ語を習得することに力の限りを注ぐことを決意しました。これが最後の機会でしょうおそらく。逃げ続けるにもほどがあるわけです。何かから逃げ続けることを徹底するなら、もはやそれは逃避ではなく、それこそが真に探求すべき何事かになると思いますが――そして僕は〈社会〉から逃げ続けることを3年ほど前に決意し、逃げ続けることで食べていくという倒錯的な生を選択したわけなのですが――それにしても僕の場合「逃げるため」には「ドイツ語」が必要なのです。今までサボってきたつけを一挙に取り戻さねばなりません。これは僕の弱さとの闘いです。
春から新しいところで、新しい闘いを始めつつある全ての人と、僕も共にいなければならないとそう思ったのです。それぞれ離れ離れになっても、別々のところで、各々の場所で、各々の闘いをしているかぎり、僕らは共にいるということ、それは断固たる事実です。
ささやかながら25歳の抱負に変えて、そして春から新生活を始めた者どもへ、久しぶりの日記でした。