7-10

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久しぶりに「ひびのこと」。今日はWissenschaftsnachtというイベントがあって大学を中心に街中でパーティやら催し物が開かれていた。大学町なので、みんなお祭り気分になっている。いいよね、Wissenschaftsnacht。響きが素晴らしい。学問をみんなで享受する、学問を尊重する雰囲気がある。といってもインテリ臭が強い訳じゃなくて、普段見られない映画を上映したりだとか、講演会があったりだとか、敷居の低いものになっているので、町の人達も参加している。僕のWGでもパーティーがあって買おだそうかと思ったんやけど、sくんとビール飲んでたら、久しぶりに映画でも見ようかということになったのでhuluに登録して視聴。見終わってからビールを飲み過ぎたのか、5年ぶりくらいで吐いてしまった。楽しかった一日。
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夕方から語学コース。最近自分なりに進歩を感じる時があって嬉しい。Stadtについて議論する、というわりかしざっくりしたテーマなんやけど、ベネズエラからきたおっちゃんが喋ることがいちいち可笑しい。なんでもベネズエラ政府はトイレットペーパーを規制しているらしく、トイレットペーパーがすごく高かったり、空港の税関でトイレットペーパーを持っていれば押収されたりするとのこと(ほんまかいな)。南米政府は都市計画がめちゃくちゃで犯罪率が悪化しとんねんと憤ってらっしゃった。先生はけっこう古き良きドイツの社会民主主義シンパという感じの人で、政治関係の話が大好き。ちょっとネットで調べたら、幼稚園にレイシズムを持ち込むな!という運動をしている様子。面倒見のいい先生で、僕は大好き。
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今日はinternationalstudent officeの締めくくりの会合みたいなのがあった。留学生にはそれぞれ大学側からBuddyを付けてくれるんだけれど、その供給をしているのがInternationalstudent Office。で、今日は留学生が各国の料理を持ち寄ってご飯食べながらワイワイしようとのこと。何がいいかなあと考えていて、天ぷらなんかどうだろうと思ったのだが、母に聞けば初心者には難しいとのことで軌道修正、フライを作ることにした。15時にBuddyのNeeleと待合せして、ナスとコールラビ、牛肉を買って彼女の家で調理。フライなんて久しぶりだったのだけれど、わりかしうまくいく。コールラビのフライは食べそこねたな。残念。僕のWGの同居人mくんも一緒に作る。途中でNeeleが世話してる最近留学してきたトルコ人の女の子も加わる。その子はドイツ語が全然ということで、みんな英語をメインにして喋る、つもりでいたのだけれど、しばらく英語なんて喋らないからドイツ語と英語がちゃんぽんになってひどい状態に。ある意味いいことなんだろうけどね。しかしseitが英語でなんて言うかしばし考え込んだのには笑えた。sehrもつい言っちゃうんだけど、口癖みたいになってるからかな。考えてみればアホらしい口癖である(日本語やと「むっちゃ」にあたるかな。日本にいても「むっちゃ」ってむっちゃ言うな。基本的にアホっぽい喋り方を僕はしているようだ)。その女の子がとってもキュートで(Neeleもとっても可愛いんだけど)久しぶりに、なんか楽しかったっす。英語とドイツ語のちゃんぽんで5時間くらいみんなとわらわらしゃべっていると、ふと、あ、俺3ヶ月前より喋れてるんじゃね?って思って嬉しくなる。当たり前の成長を喜べるのです、僕は。トルコ人の女の子が、イスタンブールのデモはオリンピックにも反対してるけど、政府のやり方にみんな怒ってる、もっと自由にさせてくれないと、と言っていた。「俺は英語なら割に話せるよ」なんて僕はわりに簡単に言うのだけれど、「話せる」のにも当然レベルがあるわけで、今の状態ならドイツ語のほうが「話せる」気がする。あ、そうでもないかな。みんなといろいろ喋れるようになるととっても楽しい。だけど、結局は自分が話せるネタを持ってるかってことやんな。日本語でも一緒。