'15読書日記1冊目 『昨夜のカレー、明日のパン』木皿泉

昨夜のカレー、明日のパン

昨夜のカレー、明日のパン

毎年恒例となっている、大学時代の友人たちとする読書会での一冊。非常によくできた小説ではあるけれども、できすぎているという感じもする。この「できすぎている」というのは、小説にとって欠点となりさえするというのが面白い。あまりにエピソードが多いので、もう少し章を減らして、登場人物の機微をもっと描いて欲しかった。