読書日記 「ロスハルデ」ヘルマン・ヘッセ


ヘルマンヘッセ全集を図書館で借りて読んできますが、もうねー、ヘッセはヘッセで素晴らしいんやけど、鈴木直行っていう翻訳者が腐りきってますよ。ほんとね、こういう翻訳に出会うとがっかりします。


芸術家とその妻、そして二人の子供がすむ湖畔の家「ロスハルデ」。芸術家の直情的で情感に満ちた性格と、妻の慎み深い性格は合致せず、次第に上手くいかなくなっていく。子供ピエールの愛らしさだけが、家族をつなぎとめておく唯一の鎖だったが、ピエールの死によって、家族は完全に崩壊することになる。


っていう、なかなか切ない話やのに、翻訳がまずすぎるわ。高橋健二がやっぱりすばらしいですよね。


228p

総計6434p