07読書日記7冊目「ゲームの名は誘拐」東野圭吾


ゲームの名は誘拐 (光文社文庫)

ゲームの名は誘拐 (光文社文庫)

貸してもらった東野圭吾の本二冊目。エンターテイメントですねー。久しぶりに読むにはエンターテイメント小説いいですね☆


本書は所謂「誘拐小説」とは違って、犯人側からの視点で描かれています。さらに、最後にはどんでん返しが二度ほど起きます。推理小説の形をとっているので多くは書きませんが、3時間ほどで読み終えました。加速度はマックスに近いでしょうか。ただ、最後の終わり方の元ネタがあまりにも些細なことだったので、読み終わってからもう一回場所を特定しなければいけないところが、ネックですが笑


こういうエンタメ小説書かせたら、東野圭吾は随一なのでしょう。面白く読めました。「手紙」とかに手を出さないで、こういった純エンターテイメントの分野で戦ったらいいのに、と思います笑 


それにしても、東野圭吾や、乃波アサ、宮部みゆきといった人たちが書くエンターテイメント小説の文体と、読んでいる感触は、どうしてここまでに通っていくのでしょう。判を押したように似ています。そぎ落とした心理描写や、新聞の記事の様に淡々と事実を述べるような文章。多分単一の作家からの影響なのでしょうが、不思議なものです。



339p

総計2028p