07読書日記45冊目 「犯罪と刑罰」ベッカリーア
- 作者: ベッカリーア,風早八十二,風早二葉
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1959/01/01
- メディア: 文庫
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こちらは院生の方が発表された方。ニーチェとベッカリーアを一日でやっちゃう暴挙に出たうちのゼミです笑
こちらは、ニーチェを読んだ後で読むと、サラサラしすぎてて・・・笑
法思想的には、とりたてて新しくはない、というか今の法思想における人権潮流の源流なので、歴史的価値はあるのですが、そこまで面白くなかったかな。
イタリア啓蒙に属する人で、この人がフランス革命におけるブルジョワジー階級の中心思想となったという。今まで司法体系が、「少数者の欲望の道具」としてしか使われなかったのを批判しています。
ホッブズ的、あるいはルソー的社会観を持っていた人。
ニーチェの対極に位置しそうな人だよね笑
ベッカリーアは各人が供託しあった自由の一部を根拠にする社会契約を思想の中核に据えているけれど、ニーチェは、国家は契約によって成り立ってるんじゃなくて「民衆の征服・支配」の形に過ぎない”生きた支配形態”なんだと言うものね。
215p
総計13070p