08読書日記3冊目 「グランド・フィナーレ」阿部和重


グランド・フィナーレ (講談社文庫)

グランド・フィナーレ (講談社文庫)


家庭教師の直前講習とかの準備で追われているときに読んだら、ロリコンが原因で離婚した男の話で、本当に破り捨ててやろうかと思った。


阿部和重はこんなもんじゃないとおもう。贖罪の可能性にしても、もっと書き方次第で希望の薄ら明かりが儚げに見える効果が上ったであろうし、友達の女が出てきて自殺の話を語り出すのもわざとらしい。


愚にも付かない短編集だった。


これはもう「アメリカの夜」を読むしかない。それで、阿部和重を、見極めるしかない。


229p

総計845p