08'読書日記61・62冊目 「資本論(第一部第三篇まで)」マルクス
- 作者: マルクス,エンゲルス,向坂逸郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1969/01/16
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- 作者: マルクス,エンゲルス,向坂逸郎
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交換価値と使用価値、商品の物象化論、貨幣から資本へ、剰余価値の出現、と盛りだくさんで、俺的にはすごく満足なんですが、全体のまだ三分の一も読み終わってないと言う、わけわらかなさ。資本主義の画期的な洞察を学ぶのは楽しいことです。ここからアルチュセールさんとか、ネグリさん、とかに飛び移っていきたいものです。上の画像は岩波書店版(マルクスノスルドイシセン!がかっこよい)ですが、新日本出版の13分冊の二分冊を読みました。フーコーとかハーバーマスとかニーチェ、ウェーバーよりも読みやすかったかも。けど、交換価値と使用価値のところとか、剰余価値のへんは、何か狐につままれた感じもなくはない笑
それにしても、鋭いアイロニーと、苛烈な表現で、実際思想書とか経済書の枠を飛び越えた、優れた古典文学ともいえるんじゃなかろうか。マルクスの博引傍証ぶりには驚くばかりですが。
――自分たちを悩ます蛇にたいする「防衛」のために、労働者たちは結集し、階級として一つの国法を、資本との自由意志的契約によって自分たちとその同族とを売って死と奴隷状態とにおとしいれることを彼らみずから阻止する強力な社会的防止手段を、奪取しなければならない。
543p
総計17308p