09読書日記4冊目 『もしも、私があなただったら』白石一文

もしも、私があなただったら (光文社文庫)

もしも、私があなただったら (光文社文庫)

友人マンドリルに薦められた本です。俺は全然アカンかったなー、勧めてくれた人には申し訳ないけれど。

大衆文学と純文学の違いって何よ!!!ってまた電話で怒られそうなんで、俺なりの定義をしとくと、大衆文学には「文体」が無くて(つまり新聞の書き方でも構わないということ)、純文学には文体があるということ、ではないでしょうか。ね。

文体とは、結局のところ作者の思考プロセスであって、言うならば痕跡です。多分、白石さんと宮部さんと東野さんを横一列に並べてみてもあんまり区別はつかへんのじゃないか。そういうところがおそらく「大衆性」なのだと思います。

257p
総計1112p