09読書日記24冊目 『ハムレット』シェイクスピア
- 作者: ウィリアムシェイクスピア,William Shakespeare,福田恒存
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1967/09/27
- メディア: 文庫
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ハムレットやマクベスを批評した文章は星のごとく存在するし、実際「亡霊」という極めて現代思想的な概念がそうさせるのであろう。それよりも何よりも、終局にいたって一斉に登場人物の大半が死滅するというものすごいエネルギーが批評家の批評精神を突き動かすのかもしれない。マクベスはぴんと来なかったが、『ハムレット』『リア王』は、戯曲で読んだとしてもすばらしいと思う。日本では最近、『コリオレイナス』や『冬物語』『ペリクリーズ』などが上演され、四大悲劇はあまり上演されていないようであるが、是非とも『リア王』や『ハムレット』をやってほしい。
255p
総計8440