九月五日

先日は海にいってきた。誰もいない九月の海は、曇り空だったせいで、少し肌寒くて長くははいっていられない。遠浅の海岸は、沖へ沖へ行くにつれて、いつのまにか足がつかなくなっていく。何となく流されていれば、かなり岸からは遠いところまで来ている。そのようなものだと思う。ドライブとスピッツの相性のよさは抜群。何事もなく帰宅して、少し感傷めく。いっつも感傷めいているのだけれども。

今日はテレビで矢野顕子佐野元春の対談を見る。矢野さんの歌詞の世界に再び引き込まれる。最近はオルタナロックばかりきいていたので、スピッツとか、矢野さんとか素敵な歌詞がある日本の歌は新鮮だ。昔よく聞いていたサザンの『真夏の果実』を再び聞きなおしたりして、またしても感傷めく。そんなんばっかりかわしゃ。

でもって、やはり矢野顕子『Home Sweet Home』の歌詞はえげつないのである(http://www.youtube.com/watch?v=dieb1OKNEXA)。

遠くはなれていてもあなたを忘れない
愛を教えてくれたあなたが大好きよ

誰もわかってくれないの
ここにいられない やっと一人になれるね

壊した家を出たくせに
いまわたしたちは新しい家をつくる

ここがHome Sweet Home
愛する人たち
されどHome Sweet Home
たとえひとりきりになったとしても
Home Sweet Home