09読書日記71冊目 『全体主義の起原1・2・3』ハンナ・アレント
- 作者: ハナ・アーレント,大久保和郎,ハンナアーレント,Hannah Arendt
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- 作者: ハナ・アーレント,大島通義,大島かおり,ハンナアーレント,Hannah Arendt
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- 作者: ハナ・アーレント,大久保和郎,大島かおり,ハンナアーレント,Hannah Arendt
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とりあえず、書くべきことは卒論の方に回して、ここには書かないが、というかこんな大著をまとめようったってしんどいばっかりなので。なんしか、二巻の終わりあたり、人権とディアスポラの議論から三巻にかけては本当に味読できて面白かった。稲葉振一郎の『「公共性」論』を読んでいたのが導きになった。が、彼とアガンベンに抗して独自性を持ってアレントを読まないといけない気がかなりする。三巻を読みながら思ったのは、アイザイア・バーリン「二つの自由」の「〜への自由」批判は、アレントが本書でいっているイデオロギーの自己満足批判に他ならず、本質的には共和主義的な参加の自由の批判やアレントの自由論批判とはちょっとずれてるんじゃないか、ということ。それからミラン・クンデラ『冗談』『存在の耐えられない軽さ』あたりを強く思い出して、少々感動した、ということ。
今からもう一回最初っから読み直して論点を洗い直しまーす。おやすみ
227+290+327p
総計23893p