11-15

一日中、自由意志について書いた英語論文と格闘。そして卒論提出まであと二週間だということに気付く。のはー。木曜からなんもしてない気がする。あかん。本腰入れんな。くそったれぼけ。依存するものがないとこうもていたらくなのだろうか。というか依存していた人はどんどん去っていったのだった。まさっちーしかり、ね。大江に回帰か。煙草の量が増える。明日が早いから、とりあえずもう寝る!ジンのもっと。

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面白いことを考えついた。もしかしたら、英米倫理学関係の誰かがもうすでに言っているのかもしれない。まあ、なんにせよ、面白い。

例えば、あなたが道を歩いていると、一人の男が寄ってきて「このボタンをおしてくれませんか?報酬は一万円です」と言ってきたとする。あなたは怪しみながらもボタンを押して、一万円をせしめる。だが、実はそのボタンは、ある村全体を吹き飛ばすようにセットされた核爆弾の発射スイッチであったのだ。あなたがボタンをおした瞬間に、八千人ほどの人の命が木っ端微塵になり、その町は消え去った。しかし、そのことはあなたには知らされない。男はあなたに一万円を渡すと、その場から立ち去って雑踏に消えていった。あなたは後日ニュースで、ある村に核爆弾が投下されたことを知るかもしれないが、まさか自分が発射ボタンを押したのだとは思わない。あなたは、果たして罪を負っているのだろうか? おそらくあなたは自分の行為に対して罪を負ったなどとはこれっぽっちも思わないだろう。しかし、あなたはそのボタンを押したことで、八千人の命を殺したのだ。これは罪ではないのだろうか。

罪の問題は面白い。アレントとかハンス・ヨナスとか読みたいなあ。卒論書いてから。