'10読書日記9冊目 『暴力批判論』ヴァルター・ベンヤミン

暴力批判論 他十篇 (岩波文庫―ベンヤミンの仕事)

暴力批判論 他十篇 (岩波文庫―ベンヤミンの仕事)

308p
2373p
アガンベンを読みながら並行して呼んだのだが、すごい好きかもしれない。
「暴力批判論」も良いが、「認識批判的序説」、「ベルト・ブレヒト」なども面白い。メシア的と形容されることの多いベンヤミンだが、とにかく難解でよく分からないのだが、彼の思考は鈍い音を立てて僕の中の何かを崩していく気がする。しかし、その分からなさに騙されて良いのか、とも思うので、いつか『ベンヤミン・コレクション』も読んでみたい。アレントとの関連にも興味があるし。