'10読書日記20冊目 『オイディプス王』ソポクレス

オイディプス王 (岩波文庫)

オイディプス王 (岩波文庫)

160p
総計5078p
風呂で読むソフォクレス。そして次は『アンティゴネー』が控えておりまする。

それにしても気になること。解説でも触れてくれていないので残念なのだが、どうしてオイディプスは「もはやお前たちは、この身にふりかかってきた数々の禍も、わしがみずから犯してきたもろもろの罪業も、見てくれるな!」と言いながら、両目をつぶしたのであろうか。大澤真幸がこのことについて、レヴィナスなどを引きながら興味深い議論を展開していたが、オーソドックスな解釈はどうなのだろう。