'11読書日記16冊目 『聖書の起源』山形孝夫

聖書の起源 (ちくま学芸文庫)

聖書の起源 (ちくま学芸文庫)

244p
総計4397p
本書は、聖書の解釈うんぬんではなく、聖書の筆記者の意図に基づきながら、比較神話学などを駆使しながら、聖書が誕生した歴史的・社会学的背景を探ろうとする。僕が読みたかったものとは違ったが、非常に面白く読んだ。史的イエスの姿は、結局のところ、聖書の中には見当たらないのだということだろう。しかし、とはいえ、聖書の言葉、イエスの言葉が深く感動的であるということには変わりがない。