'11読書日記33冊目 『啓蒙主義の哲学』カッシーラー

啓蒙主義の哲学〈上〉 (ちくま学芸文庫)

啓蒙主義の哲学〈上〉 (ちくま学芸文庫)

啓蒙主義の哲学〈下〉 (ちくま学芸文庫)

啓蒙主義の哲学〈下〉 (ちくま学芸文庫)

啓蒙主義の哲学

啓蒙主義の哲学

486p
総計10372p
浩瀚な書物。啓蒙主義の運動の展開を、認識論・自然科学・宗教・歴史・国家・社会・美学など様々な分野において叙述している。カッシーラー独自の図式(カント主義というかカントのお膳立てとしての歴史)にやや入れ込みすぎかとも思われるが、フランス/ドイツ/イギリスにおける啓蒙の諸相を扱っていてもっと早くに読むべきだったと痛感する。