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月曜日のゼミ発表論文作成の佳境。
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六時間バイトすると気力が無くなってしまい、恥辱について議論をまとめたりなんかしていて、レジュメ進行せず。
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さすがに朝10時くらいに起きだして、一日中文献を見返したり原稿を書いたりする。ビールも飲まずに。一睡もせずに、だだーーーっと書きまくり。夜が開けたときには二万四千字にまで達していた。
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朝も8時くらいまで起きていて、24000字を17000字まで縮小。なんとかⅠ時間くらいで発表できる分量にして一旦仮眠。夕方ゼミで発表。なんかしらんけど、いっぱいの人が出席していて僕入れると12人。カントの哲学的なところを扱ったので(成功しているとは言いがたかったが)それほどキツメの質問は出なかった。先生からも割に好感触をもらえた。とはいえ、もう少し哲学パートを減らさないとしんどいのではないかというアドバイスはそのとおりで、もう少し違うところから多角的にせめたい。とにかく何しかそれほど叩かれず、好印象だったのでほっと胸をなで下ろす。中間発表はまた一ヶ月後にあるのだが、それまでreviseしていかないと。やる気も新たに。図書館日本を返しに行く途中、M氏と彼の後輩にばったり。意気投合して駒場リップルに飲みに行く。色々なことを喋ったり、M氏のハイレベルなマジックを見せてもらったり、先週一週間の疲れを吹き飛ばしてもらった。気づけば四時間くらい話していて、後輩のMくんもとても気さくでいい人だったので、是非これからも仲良くして欲しいのだ。
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昨日の疲れで一日安息日
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映画を見に行く予定がドタキャンされたので、前から行こうと思っていた東京国立近代美術館パウル・クレー展。ものすごく暑い一日だったが、美術館の中は冷え冷え。人は結構いた。クレーの絵は、デッサンも含めると膨大にある(この展示会でも170点!)ので全て詳細に見ていくと体力が破滅するので、緩急を入れながら。クレーの墓碑銘には、

この世では、ついに私は理解されない。なぜならいまだ生を享けていないものたちのもとに、死者のもとに、私はいるのだから

と記されているらしい。クレーは晩年ナチス・ドイツからスイスのベルンに亡命し、病によって手が不自由になりながら、天使を書き続けた。今回の展覧会には天使の絵はなかったけれど、彼の独特の線描はあの「暗い時代」を生き延びるかすかな希望にも見えてくる。展覧会は、創作のプロセスを四つに分類して見せる面白い展示の仕方をしていて非常に楽しめた。

渋谷で服のバーゲンなどに手を出して、そののち帰宅。帰宅してからは映画『アメリカン・サイコ』を見る。非常に優れた心理psycho映画。クライマックスの独白は、精神分析的であり、しかも、その主体は全くカント的だと思うのだが、要検討。しかし、裸でマッチョな主人公がチェーンソーを持ってこちらも裸の売春婦を追いかけるところは本当に怖かった。そののちスカイプ
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昼前に美容院。相当長さが鬱陶しくなってきたので、半分くらいに短くする。渋谷でご飯を食べたり、読書したりゆっくりと過ごす。夜はバイト。高二の男の子が進路で不安定になっているという話を聞いていたので、彼と話をするが、彼は彼なりに色々考えている様子。親との葛藤もあるのだろう。ちょっと泥臭いことを話したけれど、すごく良かった。メモ『ノーマンズランド』『パプリカ』。