7-15

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夕方ゼミ。Aの発表。国Ⅰ関係で忙しかったのに、ちゃんとできててすごい。2月のいっちーのゼミのときよりもrevisedされてた。京都学派(世界史の哲学)・西田幾多郎・政治という三つは、なかなか面白いかもしれない。ハイデガーと違って政治と美学という雰囲気はなさそう(?)。京都学派のメンバーが(西田幾多郎は直接は参加していなかったみたいだが)海軍によってブレーンとして招聘されていたというのもなかなか。加藤陽子『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』を読んでいたので問題がシリアスに感じられたというか。京都にいたのに(哲学の道の近くにも住んでたのに)京都学派の哲学について全然知らず恥ずかしいのだけれど。のあとA,Mと後輩のYくんと牛角。飲み放題500円は安いどすなあ。久しぶりに肉を沢山食らう。Aくんの就活が何とかうまくいくこと祈ってます。
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朝方コーエン兄弟『ミラーズクロッシング』。コーエン兄弟は今まで見ず嫌いやったけど、『ノーカントリー』『シリアス・マン』『オーブラザー!』を見て完全に認識を改めました。ただならぬ緊張感と、時々訪れるシニカルな笑いは絶妙すぎる。若干マジックリアリズムというか、いや、正確に言えばリアリスティック・マジックとでも言うべきまがまがしさがある。見た四作はどれもアメリカが舞台なのだけれど、どれもアメリカの土着性のリアリズムが魔術的な空間を生み出しているのだよな。12時くらいに起きて、下高井戸のカフェに。アイスコーヒーのみすぎて胃が痛い。Lou Reedの名盤"Transformer"とJohn Mayer"Battle Studies"を愛聴。Transformerに入ってる"Perfect Day"のアコースティックバージョンが素晴らしい。しかし"PD"の最後のリリックはどういうことなんかな。

you're gonna reap what you sow.

報いを受けるとか、そういうことなんやけど、どっかのサイトではこれをネガティヴに受け取ってるんやけど、reapにネガティヴな意味合いってあるのだろうか。辞書見た限りではreapの対象はポジティヴなものなんだけれど。
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夕方まで勉強して、そっからお出かけ。時々、自分のちょっとしたプライドとか臆病を全部脱ぎ捨ててしまいたいと思う。lustに身を任せて、ドラッグをキメて、踊り狂って、みたいな。けど、そういうのは自分の柄にあってないし、かっこ良くもない僕にはできない。そう思って少しだけ悲しくなる。それぞれには向き不向きがあって、だけど、ちょっとずつ色んなことが変わっていくかもしれない。僕もいつか変わってしまうから、まったく、君たちが見ていた僕からはまったく。
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マンドリルと本郷で昼食。冷麺を食す。「友達が刑務所に入って出てきてもまた友達付き合いできるかもしれないが、それが恋人ならば話は別だ」って何の話なの?って終始言っておって、それは知らん、君の昔の彼氏に聞き給え。のあと夕方から本郷は福武ホールで大澤×宮台対談に参加。二人は割に楽しそうで一生懸命にメモを取って聞き入っていた。コミュニティの話に議論が集中して言ったのだけれど、宮台さんが言うコミュニティのあり方がコミュニタリアン的であるのに対して、大澤さんはもっと見田宗介的というかかつてのコミューン主義的というか、そのようなコミュニティの話に重点があるのだと思う。のあとMくんと後輩のMくんと近くの中華飯店。社会学的な議論の仕方と、社会思想的なそれとの話など。
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バイト。昼間は暑いが夜は比較的涼しい。