8-23

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昨日までの合宿の疲れで三度寝くらいして昼過ぎに起きる。夕方から初BLUE NOTE東京で矢野顕子トリオ! 表参道の辺りがオシャレすぎてびっくりする。全体がウイスキーの瓶みたいなプラダの店があったり。いい雰囲気なので昼に訪れてルサンチマンに溺れたい。BLUE NOTEは非常に洗練されてかっこいい。というか、普通に食事をする感じのところにステージがドーンとあって、近距離感がたまらない。ピアノ、ベース、ドラムという編成。いきなりkinks"You Really Got Me"から始まりテンションは高い。かなりロックな感じで、音を楽しんだ。それにしても矢野さんのピアノは、やっぱり生で聞くと最高なのである。ベース、ドラムも手練で愉快であった。絶対恋人と来たい。コンビニでかって帰ったジャックダニエルをロックで飲みながら、余韻に浸る。ライブでは、Lucinda Williams "JOY"と、The Spinners "Rubberband Man"がカバーされていた。もちろん「変わるし」もかっこよかった。たまにリッチな外食をしたりライブを見に行ったりすると、また半年後に同じ事をしよう!と決心して仕事頑張れるようになる程度の小市民で、僕は幸せです。
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この日もお昼に起きて。モスバーガートドロフの本を読む。どうして記号学トドロフがかような(大した面白みもない)本を書かねばならないのかよく分からないまま、時々ふんふんうなづきつつも読み通す。スーパーで買い物をしているとマンドリルから久しぶりに電話。恋人とお別れしたらしくて、ちょっと元気がない。相変わらずアホみたいなことをいっぱい言っていたような気もするが。スーパーから帰って引き続き電話。9月の頭に会うことに。いろんな人とマンドリルみたいな関係になれたら幸せだろうなあと思う。友達とか恋人とかの区別もうやめたい。やっちゃうけど。前日に読んだ谷崎の『鍵』の余韻が残ったまま、薦めてくれた後輩Mくんと少しメールのやりとり。谷崎のエロス、フーコーの語られないエロスなど。熊谷晋一郎『リハビリの夜』をお返しに薦めておく。高校生と一緒に読む短編で、手頃なものがないか探し中。
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また今日からバイト四連勤。夏期講習の最後。気付けば8月もあと一週間足らずではないか。恐ろしいことである。この前某君と電話をしたら、「俺たちはいつも「いつの間にかこんなに時間が経っている、時間が経つのははやい」って言い合っているが、その時間こそがもったいないのではないか」とか言われて妙に納得した。過ぎ去った時間を嘆いても、誰も褒めてくれないのだ。というわけで、朝方に起きて午前中に駒場図書館へ。94年の現代思想のカント特集からめぼしそうな論文をコピー。あとはルソー関連の本を借りる。ちょっとずつカントモードに切り替えないと。雨が振って急に肌寒くなり、秋が来たのかと思わされた。変な気候なので風邪に気を付けないと。渋谷へ出て、山手線で巣鴨。そこから地下鉄でバイト先へ。
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寝過ごして昼前に起きる。デュピュイの『ツナミの小形而上学』について考えたことを書いていたらもうバイトに行く時間。今日は昨日までとうって変わって蒸し暑い。夏が戻ってきてしまったのだな。9月の旅行の計画などをメールでやり取り。高1の英語が壊滅的にできない少女を教えて疲労する。マクドナルドで勉強。チキンタツタを食べたが大してうまくない、わかっていたことなのに。