2-5

1
夕方から廣松読書会。のあと生協でご飯。奥さん、もう、2月ですって。
2
平和について考えていたら一日が終わった。
3
hktくんと渋谷でお昼。ジャーナルスタンダードカフェ。ハンバーガーとサラダバーとドリンクで1000円。煙草も吸えて嬉しい。久しぶりに喋ったけど、相変わらず楽しい。なんやろう、彼には優しさというものがある気がする。強くないことの優しさ。それは弱くてヤワというのとは違っていて、強くなさにおいて強い。人に無理強いしたりしないし、自分の考えに頑なじゃないし、自分の弱いところを知っていてそれを恥ずかしがりつつ話題にできる、そんなところ。強くない、優しい。たまさかtwitterで知り合った人と仲良くしてもらって、しかも僕の弱いところとか醜いところを、いなしつついさめつつ、認めてくれる。アイドル批評を書いてるんだけれど、それも相当面白かった。僕はアイドルを多分もう好きにならないだろうけれど(可能性には開かれていたいけれど)、何か自分の好きなことについて真剣に考えて言葉を紡ぐことができるのは羨ましい。僕も昔は何かについてそうだった気がするけれど(しかし、それは何についてだったろう?)、近頃は自分の好きなことや関心のあることを滔々としゃべることが少なくなった気がする(それでも雄弁野郎ですスイマセン)。誰かに何かを話してもらって、それのツッコミ役に回ってるほうが楽になった。不本意にも。
4
戦争について考えていたら一日が終わった。
5
日付が変わった頃、6時間働いたあとの常でロング缶のビールを三本ぐらい空けつつ、スカイプ。言葉が真面目に受け取られずに空転しガラクタになって散乱した場所で僕は憤り、悪意を込めた罵言を無闇に吐いた。切れ切れになった過剰な自意識の掃き溜めの上に、醜悪な言葉を積み重ねるだけ積み重ねた。何も伝えない言葉は言葉ではない。慰めの言葉がつねにすでに僕の戦略的な心づもりによるものなのだと、そのような風に思われているのなら、もう言うべきことはない、言いたいこともない。別の人にあたってくれよ、あなたにまだ何か訴えかける意味ある言葉を持った人に。
のあと、sちゃんにも電話してお世話になる。いつもお世話になっている。すいません。
夜にtksm来訪。夜中に一緒にキルビル2を見る。長く付き合っていた友達同士が、別れる。
6
昼から図書館。低気圧でしんどい。読書もしんどい。狂いそうになりながらすんでのところで踏みとどまって、なお何かを歌うのなら、そのときに口ずさまれるのは生き絶えてもう動かないかつての希望なのか。自動機械のようにそれでも歩き続けよと、誰かが言う。