'12読書日記70冊目 『アダム・スミス 『道徳感情論』と『国富論』の世界』堂目卓生

297p
総計19320p
アダム・スミス本。『道徳感情論』で出てくる「公平な観察者」の議論と『国富論』を整合的に捉えようとするベーシックな議論が、感銘に解説されていて面白い。『国富論』の経済学的説明だけを求める人には残念かもしれないが、スミスの政治思想と言うべき事柄についても大幅にページが割かれていて、僕にはむしろ有益だった。