'12読書日記89冊目 『精神現象学』ヘーゲル

精神現象学

精神現象学

560p
総計25902p
院生読書会で読み読み。こういうのこそ読書会を用いなければ読めない本なのだと思う。長谷川訳で読んだので、なんとなく日本語のこなれている感じに騙されて読み進められている。が、実際あんまりよくわからないところだらけである。もっとヘーゲル好きになれるのかと思ったが、僕は案外カンティアンなのかもしれない(あるいはカントしかちゃんと読んでいないからそう思うだけか)。年明けに担当する啓示宗教のところでは、善悪の話と神義論っぽいところも出てくるのだが、このへんはよく読んでみようと思う。ヘーゲルの前期の論文とか、宗教哲学とかにも目を通したい(希望的観測)。