'13読書日記5冊目 『国富論』アダム・スミス
- 作者: アダム・スミス,水田洋監訳,杉山忠平
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総計3188p
経済学部出身でしかもT先生のところにいながらちゃんと読むのはこれが初めてで本当にすみませんすみません。
もっぱら統治と自然という観点を中心に読みました。分業で労働者が馬鹿になるから教育ちゃんとせな(商業人をつくらな)というところとか、植民地統治では寛容な方が生産性が上がる(大意)みたいなところとか印象深い。変な着眼点ですみません。道徳感情論、グラスゴー法学講義のあたりとの連関をもう少しおってみないと中々難しい。何しろ大部です。現在の人が全部読みきるのは中々根気がいる作業のような気がします。対重商主義(植民地主義)、対重農主義という論争的な側面をおさえてから読むと、スミスの論理の運び方の面白さが分かるような気がします。