2-11

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昼前、新宿で待ち合わせ。京都から1年以上ぶりに会う友達が東京に来る。新宿の小奇麗なところでサラダバーなんかを食べる。都庁に登って、東京の異常なまでのビル街に僕も改めて感嘆する。久しぶりに会って、前は大学院生だった彼は、社会人になっていて、今は滋賀に住んでいるらしい。その前はで富山、福井、滋賀と回ってきた、と言っていた。それぞれ一つのライフ、それぞれが選んだうんたら。のあと、浅草に向かって、スカイツリーの足元までという僕にとっての東京案内定番コース。久しぶりに会うのだけれど、久しぶりに会おうと思う友達は、いつ会ってもその前の会話とかコミュニケーションの感じがまだ続いていて、会わなかったときのあいだを感じない。しょうもないことに笑ってくれる彼と、東京を歩くなんていうのも悪くない。押上から半蔵門線で表参道まで行って、立ち並ぶブランドの数々を、だれがこんなたかいもんかうねん、などと茶化しながら原宿まで。竹下通りにあるエヴァンゲリオンストアに行きたい、なんていうから。のあと、新宿でお好み焼き、カラオケ。カラオケの糞みたいな高さに憤り、けど、カラオケに彼と行くのは初めてで、こんなに歌上手いんかいと驚かされた。のあと、残業終わりの某君が合流してきて、久しぶりにクラブ。ひゃほーいと言いながらテキーラをショットで二杯くらい飲んで、ふらふらしてると、3人でこんなとこいてわいわいしてる多幸感がみなぎってきて、みなぎってきたところでクラブが閉まって、タクシーに乗って家まで帰った。3人で川の字になって寝て、途中某君が履いたりもしたけれど、しごくしあわせしごくしごく。
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ひびのことだけが更新されていくということは、つまりあんまり本を読んでないということで、むにゃむにゃ。朝方、みんな二日酔いでへろへろで、起き出してきてうだうだ。駅前のそば屋へ。昼すぎだけれど誰もいない小さなお店で、おじさんが蕎麦を茹でる蒸気が部屋をゆっくりと暖めていく。テレビではソチオリンピックの中継があり、僕らの話題のいくつかを与えてくれる。そんなに美味しいとはいえなかったけれど、満腹感は得られて。駅まで二人を見送った。のあと、帰って昼寝。夜は、下北沢でドイツから帰ってきたキアヌと飲む。汁べえ、という渋谷の三十五段屋の系列の店。料理が美味しいのと、店員の威勢がいいので、僕らの中では有名なのだ。勉強の話を最初はしているのだけれど、結局最終的に下の方向へと進んで、終わるという僕らの定型会話になった。夜はそのまま、ばたん、きゅう。