'15読書日記39冊目 『祖国のために死ぬこと』エルンスト・カントーロヴィチ

祖国のために死ぬこと

祖国のために死ぬこと

いきなり『王の二つの身体』を読むのは骨が折れるという方には、カントロヴィチの論文を集めたコンパクトな本書から入ると良いかもしれない。以下のそれぞれの論文は、『王の二つの身体』の部分部分に対応している。

・中世政治思想における「祖国のために死ぬこと」
・国家の神秘――絶対主義の構成概念とその中世後期の起源
・「キリスト」と「国庫」
・法学の影響下での王権
・ダンテの「ふたつの太陽」
・芸術家の主権――法の格言とルネサンス期の芸術理論についての覚え書

「キリスト」と「国庫」! なんと興味深いタイトル!笑