2009-12-14 AM5時 詩みたいなの 僕の夜と誰かの朝が交わってゆく 味噌汁の朗らかな湯気、光る白い米 どこかで誰かが朝飯を食べている それを夢想しながら 僕はアルコールを飲む、AM5時 鬱々と夜更かしをして 白んできた空にうんざりするが その同じ空を誰かが 始まりの合図としてに豊かに見やっているのだ 誰かの夜は誰かの朝 夜と朝の淡いで 僕は眠るだろう、誰かの始まりの中に 誰かが目覚めていく、僕の終わりの後に 飲み残したウイスキーの琥珀に映る 焼き魚に温かな味噌汁、ご飯 誰かの夜は誰かの朝でもあるのだから