2011-10-18 Ongaku 詩みたいなの 何を言っても虚しいときに 僕は音楽を聞く ピアノと歌声だけのあなたの音楽 喉の奥に胃酸がこみ上げてきて 嘔吐くことを予感する その時に鳴っているのもあなたの音楽 いつでも寄り添ってくれた人を どこかにうしなくしてしまって 沈んだ夜の慰めの 音が鳴り止んでも あなたがピアノの前に座って 息を潜めているのを 僕は知っている それは音にならない あなたの音楽