2011-10-30 ■ 詩みたいなの 夜の街路をマスクもしないで 駄目じゃないか、ここはひどく臭う 泥がはねないように歩け 生きている者らを起こしてしまわないように 全てが、一切のものが、分裂する 君より何年も先に始まっていたのに 誰も注意しない この物音が聞こえないのか 窓のない部屋で 騙されてきた若者たちは 身じろぎもせず反芻する チューインガムの味はもうない 見えないものが怖いか 歩むことがまどろみか 休息に暇乞いをして さらば永遠よと一言だけだ