'15読書日記42冊目 『自分で考える勇気:カント哲学入門』御子柴善之

非常に良い入門書。カント哲学を身近な問題に引き付けつつ説明されているので、初学者でも入りやすい。三批判書だけでなく、『人倫の形而上学』や『永遠平和のために』も解説されていて、これからカントを読み始めようとする人には全体の見取り図として非常に役立つだろう。本書の後は、もう少し(あるいは大分?)難しいが、非常にこれまた好著である次を読み進めるといい。
カント入門 (ちくま新書)

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